巻き込み人
み や の ま き こ
宮野真生子
巻き込み人
み や の ま き こ
宮野真生子
About Dr Makiko Miyano
MAKIKO MIYANO 1977.7.17-2019.7.22
7月17日、大阪府に生まれ、和歌山県で育つ。京都大学で日本哲学を学び、九鬼周造の哲学を研究。博士(人間科学)。偶然性を主たる関心テーマとしながら、恋、愛・性・家族、食と食卓、夜の街と社交、詩歌等の文学など、偶然性と境を接する様々なテーマについて取り組んできた。アカデミズムにこだわるとともに、自らの思索や言葉を人々に届けることを大切にした活動を展開。「小料理屋が開ける」とプロの料理人にお墨付きをもらった程の料理好きかつ器好きであり、また、高校野球とプロ野球に精通した筋金入りの野球オタクでもあった。持ち前の引きの良さと柔らかな突破力で様々な人たちを「巻き込み」、ネットワークを広げていたが、2019年7月22日、多くの人たちに惜しまれながら病により急逝。「知的で面白いことをしたい」という彼女の志は、彼女に関わりのある数々の人たちによって引き継がれている。
主著として『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』(ナカニシヤ出版、2014年)、『出逢いのあわい』(堀之内出版、2019年)、『急に具合が悪くなる』(磯野真穂との共著:晶文社、2019年)がある。