Collectives -集う-

趣旨：社会芸術学会設立当初からの会員であり2019年7月22日に逝去した哲学者の宮野真生子は、アカデミズムの作法での研究に精力的に取り組みながら、その知的成果がどのように社会に接続されるべきか、いかなる相互フィードバック関係がありうるのかを問い続け、そうした接続の場を設けることに取り組んできた。死後刊行された、人類学者・磯野真穂との共著作『急に具合が悪くなる』にその姿勢は顕著に見られる。いわば、宮野は、学者であると同時に、社会と向き合う表現者でもあろうとしたと言えるだろう。そうした研究／表現活動のなか、宮野の関心は、九鬼周造研究から出発して、偶然性／出逢いと存在の論理、愛・性・家族、言語／詩論、あるいは食・病・生など、実存と表現をめぐるさまざまなテーマに伸び広がっていこうとしていた。今回のシンポジウムでは、狭義の意味での「追悼」ではなく、宮野の書き残したものやその関心を出発点ないし一つの契機として、多様なテーマをめぐって、社会芸術学会という自由な思想空間にふさわしい知的饗宴を実現したい。

【論理と偶然】竹花洋佑（福岡大学）「反復と偶然－九鬼時間論とシーシュポスの倫理－」
【出会いと場】谷口功一（東京都立大学）「バロン九鬼の「水商売」哲学～スナックの唯名論」
【実存と性】細井綾女（リヨン第三大学）「性器を切り取られた女、性器を切り取った女：女性犯罪・高橋お伝」
【文学と偶然】張文薫（国立台湾大学）「文学と偶然：すれ違いと歴史の幽霊」

開催形式：オンライン（一般聴講可能）＊申し込みは、こちらから。

宮野真生子と縁の深い「文芸共和国の会」＃10「ACTivation」シンポ（https://republicofletters.hatenadiary.jp/entry/2018/07/14/000000）の登壇者であり、文化理論研究者の清水知子（https://trios.tsukuba.ac.jp/researcher/0000000237）との公開対談。清水の最新著『ディズニーと動物』を話のとば口として予定しているが、何事もふたを開けてみるまでどうなるかはわからない。

https://twitter.com/_pilate　および　https://republicofletters.hatenadiary.jp/　個人FBページ、「文芸共和国の会」FBページにて、告知します。

TwitCastingにてライブ配信します。https://twitcasting.tv/_pilate

近代日本からさかのぼって江戸時代へ。哲学書を離れて物語の世界へ。偶然と運命をめぐる思索の可能性を『雨月物語』に探る……というのはおおげさで、とにかく『雨月物語』を少し読んでみる、というだけの企画です。ひとりでひっそりと、犀の角のように、林の中の象のように。

事前に録音した音声（前半18分、後半19分）を、YouTubeで配信します。下記のリンクをご参照下さい。また、動画の説明欄に、資料（PDFファイル）へのリンクも載っていますので、あわせてご参照下さい。

前半 https://youtu.be/UygAtND_Rvw （7月17日21時、プレミア公開）
後半 https://youtu.be/6LXG6WuLqn0（7月17日21時15分、公開）

音声と資料の公開期間は、7月17日の21時から、マキコミヤの祭り終了（7月22日木曜）までです。祭りの終了と同時に配信は停止されますので、ご注意下さい。

マルチスピーシーズ人類学研究会のシンポジウムにて逆卷が足立薫と対談した際の特定質問者であり、チンパンジーの研究を専門とする霊長類学者・西江仁徳（https://researchmap.jp/hnishie）との公開対談。チンパンジーを研究する上でチンパンジーになり、チンパンジーの食べているアリを食べている西江の食生活について心配するところから始めようと思うが、そこからは未知数。そういうのみやのも好きだろう。

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TwitCastingにてライブ配信します。https://twitcasting.tv/_pilate

代官山蔦屋書店の人文書担当コンシェルジュ、宮台由美子の提案で、奥田、三浦、宮野で始めた書店内対話イベント、"代官山人文カフェ"。その第14回は、『読むラジオ講座 ミスチルで哲学しよう』（萌書房）刊行記念として、著者の小林正嗣さんをお招きし、前半に本書の読みどころを紹介、後半に「本当の自分ってなんだろう？」という問いをめぐって参加者の皆さんと対話をして考えていきます。

代官山蔦屋書店ウェブサイトでの告知：
https://store.tsite.jp/daikanyama/event/humanities/20487-1816420607.html

有料イベントとなっておりますので、こちらからお申込みください。https://peatix.com/event/1948316/view

漫画『BEASTARS』（板垣巴留）を読みながら、福岡大学人文学部・小笠原史樹と、フリーライター・野里のどかが好き勝手に話します。

Twitterで配信するオンラインイベントです。開催後、マキコミヤの祭り開催期間中はアーカイブ視聴可。

野里のどかTwitter（https://twitter.com/robotenglish）にて告知し、開催開始に合わせてオンラインイベントが視聴できるツイートを行うのでそちらからご確認ください。また、イベント終了後、哲学カフェのTwitter（https://twitter.com/lccafephilo）でも視聴URLを公開します。当日ご都合合わない方でも、ぜひご視聴ください～（なお、マキコミヤの祭り終了後、視聴はできなくなります）。

7月21日（水）15時～17時くらいに福岡大学のどこかで集まって、概念絵しりとりをしたり雑談したり、ゲームをその場で考えて遊んだりします。天気がよかったら散歩でもしましょう。

※概念絵しりとりは、絵しりとりを名詞以外の「概念」縛りでやってみるものです。たとえば、「生きる→類似→地味→ミス→…」のような。画像はこちらのツイートをご参照ください。
https://twitter.com/LC_rindoku/status/1410580781055954949

定員は5人くらい、先着順です。
質問のみのご連絡、「行けたら行く」の申込もお待ちしております。
※参加希望者は、グランドルールをご一読の上お申し込みください。
グランドルール⇨https://lc-rindoku.hatenablog.com/entry/2020/12/23/095751

場所：福岡大学のどこか。集合場所などの詳細は、申し込みいただいた方に追ってご連絡します。

申し込みはこちらのURLからお願いします。質問のみのご連絡もOKです！
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSeA7pZhSSeaw3xvJYp3QEANG6s8LRGGOwqRomFgSvcxJfYd5Q/viewform

※Googleフォームにアクセスできない場合は、
①お名前（ニックネーム可）
②事前に相談したいこと（任意）
③自由記述（任意）
を明記の上、LC輪読会宛にメールをお送りください。
メールアドレス：lc.rindoku@gmail.com

第一部は、ゼミ生たちによる著作の解剖。佐藤岳詩先生との斬り合いから果たして生還者はいるのか…？

参加をご希望の方は、こちらのGoogle Formsよりお申し込みください。
（第2部にすでにお申し込みいただいている方は登録不要です。）
https://forms.gle/n7k94uLtoPYh3xTy8

第二部は、佐藤先生による講演会。著作第5章から出発して、宮野倫理学に斬り込む（のか）！？（公開。申込制）

参加をご希望の方は、こちらのGoogle Formsよりお申し込みください。
https://forms.gle/n7k94uLtoPYh3xTy8

2021年3月に『和辻哲郎の人文学』（ナカニシヤ出版）を出版しましたが、「あとがき」に記したように、宮野さんとの関わりが同書の企画・刊行の一つの機縁となっていました。
今回はまず、東京大学倫理学研究室に在籍する大学院生の小笠原さん・川出さんに『和辻哲郎の人文学』に収録された論文についてコメントしていただき、参加者全員で議論する合評会を持ちたいと思います。また、宮野さんの著書『出逢いのあわい』（堀之内出版）第八章「偶然性の倫理とは何か」が和辻論となっているため、同章について木村がコメントし、それを叩き台として、みなさんで議論できればと考えています。

『和辻哲郎の人文学』第3章 藤村安芸子「和辻「風土」論再考―大正時代の問いのゆくえ―」
コメンテーター：小笠原聡太（東京大学大学院修士1年）

『和辻哲郎の人文学』第7章 板東洋介「乏しき時代の『論語』―和辻哲郎『孔子』をめぐって―」
『和辻哲郎の人文学』第4章 板橋勇仁「未知の者と友人として出逢う―『倫理学』の文化共同体論再考―」
以上2章コメンテーター：川出龍一（東京大学大学院博士2年）

宮野真生子『出逢いのあわい』第8章「偶然性の倫理とは何か」
コメンテーター：木村純二（東北学院大学）

進行役：頼住光子（東京大学）

＊参加ご希望の方は、申し込みフォームからお申し込みください。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScZI9MpDDONKteVkthE8k8bpOEjncMIbBmFUSlrlS-Mly-qSw/viewform?usp=sf_link

『なぜ、私たちは恋をして生きるのか』やみやの×いその『急に具合が悪くなる』の愛読者でもある文筆家・佐々木ののかとの対談。佐々木の第一単著『愛と家族を探して』やあまたあるインタヴューを手がかりにゆるふわトークをしたいと考えているが、現在佐々木が居を構えている北海道の偉大さを語っているうちに時間が尽きるかもしれない。時間は尽きても話題は尽きない。

https://twitter.com/_pilate　および　https://republicofletters.hatenadiary.jp/　個人FBページ、「文芸共和国の会」FBページにて、告知します。

TwitCastingにてライブ配信します。https://twitcasting.tv/_pilate